ウィークリーのススメ福岡版

ビジネスで役立つVPN

もし、固定IPアドレスを取得する回線が個人ではなく事業所であれば、その固定IPを使ってさらに応用技があります。

固定IPがあれば、本社・支店間のデータのやりとりを、スムーズかつ安全に行うために、VPNというサービスを利用することができます。

社内ではLAN(ローカルエリアネットワーク)を介し、パソコン同士のデータの共有、ファイルサーバーを介したデータの共有、ネットワークプリンタの共有などを行うことができます。

この便利なやりとりを、社内だけでなく社外の別支店間でも利用したい場合、インターネット回線を利用することで実現が可能です。

ただし、VPNを利用せずに行おうとすると、インターネット網をデータ送信する際、そのデータを傍受(盗聴)されることで、情報漏洩の危険性が伴います。

VPNを利用することで、送受信データがインターネット網とLAN環境の境界地点で暗号化・解読が行われ、LAN環境ではデータが参照できても、インターネット上では暗号化されているため、データを参照しても中身が解らないデータに置き換えられているという通信が可能になります。

大手企業は専用線(インターネット回線を使わない独自の回線)を利用することもありますが、コストが高いため、VPNの利用でコストを抑えつつ便利な環境を実現することができます。

専用線は利用者が限られているため、安定した回線ですが、VPNはインターネット回線を利用するため、高品質なプロバイダの利用が推奨されます。プロバイダ・固定IPはOCNがおすすめです。

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